RLogin で踏み台サーバー越しのサーバーにログイン
自分は長年Web系エンジニアをやっていまして、ターミナルソフトでWebサーバにログインしてゴニョゴニョというのは日常茶飯事です。
サーバはLinuxですが、普段使っているのはWindows PC だったりするので、Windows上で動作するターミナルソフトというのは非常に重要です。
今までは、TeraTerm をメインで使っていて、たまに PuTTY を使ったり、複数サーバで並列作業するときは Poderosa を使ったりしていましたが、この Poderosa が動作不安定になることが多くて、以前より何だか微妙だなーと思っていました。
最近、職場環境が変わったので、開発環境も色々と変えてみようと、他のターミナルソフトを探していたところ、こんなのがありました。(実はかなり有名らしいが、名前がコマンドと被っているせいであまり検索結果に出てこなかったのかな?)
基本的な機能は、窓の杜とかのレビューを見てもらって、
本題の踏み台サーバー越しのサーバーへのログインです。
検索しても、あまり出てこないんです。やっぱアプリ名が悪いんだろうな。某Chefとかもそうだけど、検索で他のものと被らないように名付けるってのも重要だと思うんです。
ちなみに、検索したらありました。(勝手に引用しちゃいましたが、自分は割烹着とか着てません)
Rloginっていう名前のSSHクライアント|Kazzyの戯言
こちらで紹介されているスクリプト、自分も試してみたのですがどうも上手く動かないので、自分なりに少し修正しました。(コメントで指摘頂いた部分を修正しました!感謝。) m(_ _)m
Document.Open();
wait(CONNECT);
sopen(OPEN_LOOK);
swait(3,"$"); # ←待ち時間とプロンプトの文字です。
sputs("ssh ユーザー名@ホスト名\r");
swait(3,":"); # ← 入力要求「Password:」の最後の「:」です。
sputs("パスワード\r");
sclose();
# 矢印の部分、正しくは正規表現使いましょう!w
超短くて簡単でしょ!?
以下、軽く設定方法を紹介します。
踏み台サーバーまでは、RLoginの設定でログインします。
↓この画面
スクリプトを設定するのは、↓この画面
あと、このRLoginで一番のハマりどころのフォントサイズの設定は、↓この画面
デフォルトだと、「一行あたりの文字数からフォントサイズを決定」になっているんですが、「フォントサイズから一行あたりの文字数を決定」に変更しましょう!
もう一つ、紹介したいのが複数サーバーに同時にログインして並列で作業するってやつなんですが、それもこのRLoginなら簡単。
↓この画面のエントリーというエリア右にあるセレクトボックスで、タブグループというのが出来ます。
タブグループを登録すると、ログインサーバーのセレクト画面にタブが表示されて、そのタブ内にあるサーバーを複数選択して同時にログインすることができるんです。
(↑タブは表示されてないけど、サンプルです。)
Poderosa でも同じような事はマクロ組んだら出来るんですが、サーバーのグループとかは、事前にマクロに組み込まなきゃいけなかったのです。
例えば6台並列構成のサーバで、全台へ毎回同じ作業する場合は別に良かったのですが、数台だけの作業、例えば数台だけ事前デプロイとか、もしくはトラブってる数台だけ調査のためとか、その都度ログインしたいサーバーが変わる時に、このRLoginの選択して同時ログインできるのが超便利だと思うのですよ。